今の一般的な蛍光灯の明るさは、FL40SS/WWという400円ぐらいで販売されている蛍光灯で3010lmです。
最新のHF蛍光灯FHF32EX-W-H という1,500円ぐらいで販売されている蛍光灯は3520lmです。
ではこの明るさに匹敵するLED蛍光灯には何ルーメン必要でしょうか?

従来の蛍光灯は器具の形状で上半分のあかりは無駄になっていました。しかし反射板の効果もありますので、一般的な蛍光灯に同等の明るさは1700~1800ルーメンぐらいです。どこまで明るくするかは必要な照度を計算して決めてください。


LED蛍光灯の裏側は放熱の為にヒートシンクが覆っています。

照射角度は360°に近いのが理想ですが放熱の為にできません。放熱に問題が無い、大きい角度のものを選んでください。

以前は電源別置き型を勧めていましたが、これからは内蔵型をお勧めします。
従来のLEDチップは熱に弱く温度が40°を超えると寿命が短くなっていました。最近では温度40°でも4万時間の寿命が確認されています。瞬間的には80°でも壊れないことが実験で明らかになりました。温度に強くなったのならば、内蔵型は工事費も安くなり、万一の不良交換時も差し替えだけで済みます。

最近急速に片側給電が増えてきましたので是非片側給電を選んで下さい。

● 感電しない 両側給電だと間違えて両方さわった時には感電しますので危険です。
● 電気工事が簡単です 既存の器具を改造する場合には安定器をはずして残った線の長さで接続が終わります。 線の継足しをしませんので工事代金が安くなります。

中国では考え方が違います。

日本メーカーが中国で現地生産している場合はまだ安心が出来ます。 しかし日本メーカーが現地で監督指導をしていない場合は中国での考え方が適用されます。1年保証の商品は1年過ぎれば故障しても問題が無いと考えています、日本メーカーは4万時間使えるが保証は1年間だけです。中国産は同じ1年保証ですが1年使えればよいので部品は徹底的に安いものを使います。

中国では1500lm~1600lmのLED蛍光灯が主流です。日本では2000lm近いものが好まれますから、全く同じ蛍光灯にLED素子を追加して明るくしたものがほとんどです。その場合は想定以上の電流・電圧が流れますので非常に壊れやすくなります。必ず日本仕様で開発した商品にしましょう。

直管型LED使用上の注意、日本照明器具工業会(PDF)

苦手な事はカタログに表示しません、しかし漫然と見ていても何が抜けているか分りません。 面倒ですが何かにこだわって較べて下さい。

LED素子:
メーカーはどこでもOKです。メーカーの違いは気になりません。それよりも、必要な部品が使われているかが問題です。チラチラしたり、電磁波の発生するものは部品点数が不足しています。

ルーメン数:
記載されていないのですべて○○相当という表現です。『従来の蛍光灯と同じ明るさです』という表現では3000lmの蛍光灯か3500lmの蛍光灯なのか分りません。数字で正確に記載しているものを選びましょう。

記載しているが嘘の数字を書いている。蛍光灯はアクリルを透過して外に出てきたルーメンを記載するのが本来です。しかし数字をよく見せる為にLEDチップから発するルーメン数を書いているメーカー、クリアタイプの数字を乳白タイプにも利用するメーカーなどはたくさんあります。

例えばチップから照射するルーメン数はアクリルを透過する時には35%ぐらいルーメン数が減少します。
出来るだけ実物の明るさを確認して購入してください。

1ワットあたりのルーメン数:
新製品が出るたびに数値はどんどん良くなりますが、当社推薦のBESON蛍光灯は125lm/Wになりました。
今までの40W蛍光灯よりも明るいのに15Wで対応します。器具光束(外に発する光)で125lm/Wあります。

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